2010年5月21日金曜日

「in public」について

ジャ・ジャンクー「in public」演出ノートより
DV(デジタルビデオ)カメラを携え、公共空間の中で見慣れた見知らぬ人びとと出会う。人びとから距離を置きずっと目を凝らして見つめていると、最後に私はなす術のない視線に触れる。それは、わたしの視線から具体的な人物、理由、言葉を捨て去り、ただ動作、音、塵の中に漂う苦悶と絶望だけを留める。

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